背中の針が逆立つとなかなか触ることが出来ないハリネズミちゃん
本来ハリネズミちゃんは攻撃性のある動物ではありません
むしろ、臆病なことから防衛本能として針を立てて身を丸くし、外敵から身を守っている行動です
そんなハリネズミちゃんですが、家族として迎えてからやっぱり触れ合いたいですよね?
そのために出来ることを今回は書いていきます
ハリネズミちゃんの性格も十人十色で、初めから人馴れしている子や、フシュフシュ言っていつまでも体を丸めている子など様々です
みんながみんなスキンシップを図れる子ではないので、その子にあった接し方が必要ですね
まだまだ、針を立ててスキンシップを図れない子には、革のグローブなどをしてでも少しずつ抱っこしていく方がいいと思います
【抱っこする前に】
まずは、ハリネズミちゃんに自分の匂いを覚えてもらうようにします。
鼻先に指をそっと近づけ、匂いを覚えてもらいます。
普段からケージ内に、自分が着用していた古い服などを入れておくと匂いを覚えてくれやすくなります
【抱っこの仕方】
ハリネズミちゃんが、少しリラックスしてきたら
今度は体の左右から両手ですくい上げるように持ち上げて下さい
抱っこが出来たら、毛並(針並?)に沿って優しく撫でてみてください
徐々にそれが出来るようになってきたら、今度は指先でハリネズミちゃんのお腹を動かして下さい。
それも馴れてくると、少し撫でてあげて下さい。
動物というものは、お腹を撫でられるということは本来嫌なことです
ですが、逆にお腹を撫でさせてくれるということは、『あなたに全てを任せます』といった信頼があるからに他なりません
膝の上に乗せたり、腕の上を歩かせたりとハリネズミちゃんと遊んでみてください
1日2日で馴れる子はほとんどいないと思います。
毎日10分程度の関わりでもいいですので、スキンシップをとってあげることが、ハリネズミちゃんにとっても安心していけるようになります
【その他の抱っこの仕方】
まず、手のひらをパーにして、ハリネズミちゃんに指先の匂いを嗅がせることから始めます。
落ち着いてきたら、徐々にハリネズミちゃんが手のひらに乗ってきます。
後ろ足までしっかり乗ったところで、もう片方の手で包み込むように抱いて下さい。
また、すごく馴れてきましたら、近づいてもハリを立てなくなる場合もあります。
その場合はスッとお腹の下に手を入れて抱き上げて下さい。
【それでもなかなか馴れてくれない場合】
ハリネズミちゃんの性格もあるかと思いますが、それでも何とか馴れて欲しいですよね
当方では、シリンジにミルクを入れてまずは少し飲ませます。
そして、警戒心を取り除いた後にお腹の下に手を入れ、シリンジを使ってハリネズミちゃんを誘導し、手のひらに乗るようにします。
そして、手のひらの上でミルクを飲ませるようにしています。
方法は色々あるかと思いますので、その子にあった方法を見つけて下さい
【心得】
動物というものは、人間の気持ちをよく察する生き物です。
飼い主さんが、ビクビクしているとその気持ちがハリネズミちゃんにも伝わり不安になってしまいます
自信を持って落ち着いて抱っこしてあげることが、ハリネズミちゃんにとっても安心です
ハリに刺されたことがある人なら、次に抱っこする時は怖い気持ちが立つかと思います
ですが、言葉を発することが出来ないハリネズミちゃんですので、こちらが不安にならないことが安心感にもつながります
毎日短時間でもいいので、スキンシップをはかってみてはいかがでしょうか?
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